こんにちは、あとりえもぐです🦔
今回は気温が低くなる秋冬の時期にハリネズミに起こりやすい症状についてご紹介します。
ハリネズミは冬眠しない
日本で一般的に飼育されているヨツユビハリネズミは【冬眠】しません。体温が低くなると【低体温症】になってしまいます。低体温症のハリネズミをそのまま放置していると最悪亡くなってしまうことがあります。原因を知りしっかりと対策をしましょう。
低体温症になる原因
ハリネズミの飼育環境は【27度~29度】の温度が最適です。25度を下回ると体温が下がり低体温症になってしまう確率が高くなります。
どんな症状がでる?
主に【動かなくなる】【腹部が冷たい】【ふらふら歩く】【呼吸が浅い】などの症状が見られたら低体温症になっている可能性が高いです。
対策
暖房器具を利用してケージ内の温度を管理する。
暖房器具についてはこちらの記事に詳しく記載しています。
床や窓からの冷気に気を付ける。
意外と盲点なのがケージを床に直置きしていたり、窓際に置いている場合の冷気です。外部からの冷気でケージ内の温度が下がってしまうことがあります。窓に断熱ボードを立てたり、床にアルミマットを敷いておくと安心です。
冬用の寝具を用意する。
フリース寝袋やもこもこタオルを用意しておくとハリネズミはそれに包まれて暖かく過ごすことができます。
ケージ内に温度勾配をつけておく。
小屋やトンネルなどを設置することでケージの場所ごとに温度差ができます。ハリネズミ自身が好みの温度を選んで過ごすことができます。
低体温症になってしまったら
ゆっくりと体温を戻していきましょう。急に温度が変化するとハリネズミの内臓の不調やストレスにつながります。体調が戻り始めたら温めたミルクを与えたり、食事が摂れているか様子を見ます。
実際の体験例
私のハリネズミも低体温症になってしまったことがあります。そのときの様子や試した方法などをご紹介します。
冬の朝にケージの掃除していました。室内で部屋んぽ(部屋の中で散歩)をさせて複数のハリネズミを遊ばせていたのですが、カーテンのうしろに1匹隠れていることに気づかず他のハリネズミたちをケージに戻して私はそのまま職場へ出勤してしまったのです。帰宅後ハリネズミが1匹いないことに気づいて探しまわりました。そしてカーテンの後ろで丸くなっている姿を発見。ハリネズミは固まったまま動かず、でも呼吸の音はかすかに聞こえていました。
室内は1日中暖房をつけっぱなしにしていましたが、窓際は冷えていました。低体温症になっていると確信して、ゆっくりと体温を戻すためにハリネズミをタオルに包んで抱きかかえたままカイロを当てました(カイロも布で包みました)。こたつもつけて暖かい空気で包まれるようにしました。
10分ほどしたら、ハリネズミがだんだんおなかを開きました。腹部にも手を当てて人肌で温めていきました。しばらくすると腹部もあたたまり、手足を動かし始めました。ふらふらしていましたがケージに入れると歩いて寝袋の中に戻っていきました。
そのあとは温めたミルクを出すと飲んでくれました。食事も食べていました。それからはいつも通りに過ごしていました。
まとめ
ハリネズミの体が冷えて弱っている姿を見たときは、このまま死んでしまうのではないかと怖くなりとても反省しました。暖房器具をつけていても急に壊れて温度が下がってしまったり、温度の低い場所に長時間いることでハリネズミが低体温症になってしまうことがあります。症状に気づいたら慌ててしまいますが、すぐに対処できるように今回紹介した対処法をぜひ心の隅に置いていただきたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!世界中のハリネズミさんが幸せに過ごせますように🦔💛
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